19:00~21:15 芦安小学校多目的ホール
〔進行〕小学校 青原教頭
(1) はじめのあいさつ(中学校 市川校長)
(2) 委員長あいさつ(伊東隆雅委員長)
(3) 話し合い(座長:伊東委員長)
①松本市立大野川小中学校視察研修について(中学校 齊藤教頭/資料より報告)
・保育所に入所する子どもの数を増やすことが大切 ・現在保育所に通う子どもは5人。2週間前に市の企画課と子育て支援課より休園 を打診された。市の過疎対策を講じないままでは困ると解答した。 市側からは「住民はどのような運動をしたのか?」と問われた。 「アピールをすることと,住宅への入居条件の緩和を求めた。」 市内に居住する保証人2人が必要であるあり,入居条件の壁が高い。去年なかなか 保証人が見つけられず断念した人も知っている。 現在,小中学校が取り組んでいる教育活動向上の動きも外へアピールしていきたい。 今年度は市連合PTAの会長でもあるので,あらゆる場を借りて外に発信していきたい。 ・これは学校PTAと市との問題ではない。保育保護者の立場も含めて考えるべき。 子どもがいないと学校は成立しない。 ・住宅問題は以前から地域審議会でも市長に訴えている。地域の人間が動かないとダメ ・子育て支援をすれば外部から人が入ってくるメリットはある。 ・家賃の設定については法律で決まっているため,補助金等で補う措置が必要。過疎債? があるが,実現は難しい。補助金は必要である。
②今後の方針と予定について
○大野川小中学校,新聞記事等の情報から・・・
・小中学校の教職員としては,一貫校にするとかしないとかいうスタンスで語ることは
できない。芦安の小中学校における「少人数教育」「小中併設という立地」「地域との
連携」「自然環境の豊かさ」など,たくさんのメリットを活かして充実した教育活動
を展開し,子どもたちにいかに力をつけていくのかという点が私たちの課題。これは
,一貫になろうとなるまいと継続して努力していきたい内容である。本委員会の皆さんに
は,地域の子どもたちの幸せのために学校や地域がどうあるべきかを知恵を出し合いな
がら検討していただきたい。(中学校 齊藤教頭)
・小中一貫教育の3パターンと芦安のありかたについて
・①特区指定で9年間の一貫校 ②小中が独立性を保ちながら連携を強めて一貫教育を
行う(併設型)③連携した教育を行う(連携型)(小松郁夫氏による)
・小中が連携することは当然のことであり、併設校である芦安ではなおさらである。
・見える学力も見えない学力もつく芦安をよりアピールしていきたいと考えている。
・伊座利校(徳島県)へ訪問する予定であるが、「地域おこし」がますます重要にな
ってくるのではないか。
地域の皆さんが私たち学校の背中を強く押していただけることに大きな可能性を感
じる。「地域の熱き声」に応える学校でありたい。
・チロル学園も芦安にとって極めて重要な要素だ。(中学校 市川校長)
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・カリキュラムをいじるのは行政がいやがるのか? 特区をとるにはどうすればいいのか?
⇒ 学校設置者である市から申請を上げる。
・伊座利には,町の入口に看板がある。学校と町が重なっている。
・住民が先生になって教えることも大切。登山に向けても地域の人の思いを伝えたい。
・小中一貫の魅力を伝えること。できることからやっていく。ホームページなどで発信を。
・合併してからアピール不足の感がある。住宅問題に取り組んで若い人に入ってもらうため,
市の職員を動かしていきたい。
・普通の授業に加え,地域の特色を活かした授業にしていくため,私たち(住民)も学校に
行って授業に参加する。芦安独自のものにしていきたい。
・ちっくい祭りはどんどん変わりつつある。小保合同運動会も連携のアピールである。
小中一貫も最終的にじんわり浸透していけばいい。
いきなり小中一貫でなく,地域行事と学校の連携から新聞などで広めていくこと。
・住宅の問題,地域の問題もある。しかし,小中一貫の問題は推進しないといけない。
学校には児童生徒数が何人だから閉校という基準はない。住民の「なんとか存続を」という
願いを大切にしていかなければならない。そのためには,芦安の外から,こちらの地域
へ来たいという何かをつくること。その目玉として一貫校への取り組みは進めていく。
・PTAでは,このような動きはどうなっているのか。
・状況と考えを周知して,全会員が把握している。反対はない。現状よりもっと学校が良くなる
のであればみんな賛成である。
・大野川小中学校をみて,芦安ではどんな方向でいったらいいのか考えたとき,9年生は飛
躍し過ぎ。現状では併設型でいくのがいいと思う。
・併設型の先には自然に一貫教育があるはず。
・私も,一貫を目指していかなくてはならないと思う。特色ある教育課程をつくっていかな
いとならない。学校任せだけでも良くない。地域
で何ができるかを考えながら・・・。ただ小中をくっつけて一貫にしていくのではいけない。
生徒が下の地域から上ってくるようにしていかないと。
③その他
○学校応援団組織について
・市から,組織を立ち上げるよう要請を受けた。芦安地区では既に学校関係者評価委員会が
学校応援団という立場にもなっているという状況にあるが,予算も盛ってある事業であ
るため,本委員会と連動させて展開していきたい。
組織の代表に森本章雄さん,コーディネーターに元教育長の千野八十之さんに依頼し,
承諾を得た。千野さんには,本委員会と連動して活動していただきたいため,平成
21年度の学校関係者評価委員に加わっていただきたいと考えている。
※上記については一同賛成。
○平成21年度学校関係者評価委員会組織について
会員の構成については,原則として継続していくことを大切にしたい。千野さんを
加えた12人で構成していく。(全員で確認)
ただし,委員長の任期は2年間としたい。(平成22年度に再考予定)
○小西貴士さんスライドショーについて
特色ある教育活動の一環として今年度は中学校で仙丈ヶ岳に登山する。地元の山に
登り,そのすばらしさを味わうだけでも意義があるが,この取り組みの中で,本校
生徒の課題となっている「表現すること」「自立すること」をねらって学習を展開し
ていきたい。その一貫でまずは鑑賞として29日にスライドショーを開催するため,
時間のある方は是非生徒と一緒に御覧ください。
(4) おわりのあいさつ(小学校 望月校長)